【名盤レビュー】 BUMP OF CHICKEN『ユグドラシル』を聴いてみた【感想】

音楽



「アルバムレビュー」


なんかブログっぽい。



外出できない連休を迎えるにあたり、何しようかなーと色々考えてたんです。

そしてふと思った。

そういえば、しばらく「アルバムを一枚通して聴く」ということをしていないな、と。


最近ふざけた記事ばかりでやばいので、

これからしばらくは、アルバムレビューしていくことにします!!

どちゃくそに独断と偏見を盛り込んでレビューしますが悪しからず。




折角やるなら、まだ聴いたことのないアルバムを聴いてみたかったので、バンプの中でも人気の高いこのアルバムを選びました。

記念すべき第一回はBUMP OF CHICKENの『ユグドラシル』だ!

お恥ずかしながら、バンプは全然通ってきてないんですよね。

BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)は、日本ロックバンドである[1]。略称としては「バンプ」「BUMP」「BOC」等が用いられる。レーベルトイズファクトリー、所属事務所はヒップランドミュージック傘下のLONGFELLOW。

wikipediaより引用




聴く前

聴く前の所感から書いていこう。

まずアルバム名ですが、ユグドラシル…。

めちゃくちゃ厨二だ。

いや、わかる。私もユグドラシルという言葉は大好きだ。

おそらく、全ての男子の好きな言葉ベスト10には必ず入るであろう。

ちなみに1位は「おちんちん」である。


果たして、藤くんはどんな想いを込めてユグドラシルと名付けたのだろうか…。

非常に楽しみである。ゴクリ


1:asgard

約30秒くらいの短いインスト曲。

インストというか、アコギを適当に鳴らした感じの曲である。

まあ特に感想はない。

けど、こういうのアルバム聴いてるって感じがして良い。

2:オンリー ロンリー グローリー

ビートルズっぽいコーラスワークから爆速ギターを掻き鳴らして始まる疾走感のある曲だ。

サビの「オンリーロンリー🎵」のとこはつい口ずさみたくなりますね。

月並みな感想だが、藤くんの声がとても良い。

笑われる事なく 恨まれる事なく 輝く命など無い

とても勇気をもらえる歌詞ですね。

3:乗車権

藤くんが

「あれ、やばい、乗車券がないんだけど!!!」

って慌てふためく曲である。

歌詞を見ていきましょう。

強く望む事を 書いた紙があれば それがそのまま 乗車券として使えるらしい 使えるらしいんだ

「らしい」って、それどこ情報なん!?!?

ちゃんと調べたのか?

なぁ、痛い目に会うのは自分だからな?

あれ ここに無い でもこっちにも無い なんで乗車券が無い 予定外 見つからないまま 日が落ちる

ほら〜、言わんこっちゃない!!

ぼけ〜っとしてるからそういうことになるんだぞ!!!

日も暮れちまったじゃねぇか!!

あぁちょっと待ってくれ 俺もそれに乗せてくれ おいそこの空席に 鞄 置いてんじゃねぇ

いや、お前が悪いからな!!!!

その人は荷物が多いから二人分の席を予約してたんだろうが。

文句言うな、しっかりしろよまじで。


4:ギルド

人間という仕事を 与えられてどれくらいだ 相応しいだけの給料 貰った気は少しもしない

これを聴いた瞬間、「あ、バンプすげぇかも」と初めて思いました。

「人間としての仕事」に対する「給料」っていうパワーワード

「給料」っていうたった1つのワードで凡人感を演出している

これが「報酬」でもほぼ同じ意味だが、雇い主から支払われる報酬である「給料」というワードを使うことで、

「俺なんてどうせ人間としても裁量のない下っ端ですよ、ーイェーヘェーアハーン!

という藤くんのネガティブさをビンビンと感じることができる。

ワードの選び方だけで世界観を伝えてしまう作詞家ってすごいですね。

5:embrace

この曲、個人的に『ユグドラシル』の中でナンバーワンでした。

藤くんの声はこういうシンプルなバラード曲でこそ真価を発揮するのだなと感じました。

なんというか、独特な「絞り出してる感」のある歌声がとてもマッチしていて聴き入ってしまいました。

歌詞もとても良い。

明かりの無い部屋で 言葉もくたびれて 確かなものは温もりだけ

「言葉」の対比で「温度」というワードを選んでるのがセンス◎ですね。

6:sailing day

ようやく知ってる曲きたー!!

ど定番の「強風の中で演奏する」PVと藤くんの髪型が時代を感じさせてくれる。

BUMP OF CHICKEN『sailing day』

ONE PIECEの映画の主題歌でもあるこの曲、テンション上がりますね!

7:同じドアをくぐれたら

『embrace』はすごくシンプルでしたが、こちらは壮大なバラード。

タイトルに反して最後の歌詞が、

目の前のドアの鍵を 受け取れるのは 手の中がカラの時だけ ただ一人だけ

になってるの切ないですね。

後にも書きますが、

特にこの歌詞は『ユグドラシル』というアルバムに置いてかなり重要ではないか、と踏んでいます。

とりあえずこの歌詞は覚えておいてくださいね。

8:車輪の唄

出た!!

バンプお得意のストーリー性のある歌詞!!

こういう曲こそ流し聴きではなく、時間を取ってじっくり聴くのがいいと思う。

ちなみにどんなストーリーかと言うと、「親友が遠くの街に引っ越すのを見送る」ってだけのお話である。

2番のサビが特に秀逸でして、

「約束だよ必ずいつの日かまた会おう」 応えられず 俯いたまま 僕は手を振ったよ 間違いじゃない あの時 君は 君は…

からの、

「お〜お〜おおぉぉぉ!!!!!」(間奏🎵)

ですよ。

ええええ〜!!!先が気になるじゃないか!!!!

あの時「君」はどんな顔をしていたんだい!?!?

って感じで思わず聴き込んでしまうのです。

藤くんマジック。



しかも私、もう一個マジックが隠されていることに気が付いてしまいました。

実は、『乗車権』とか『同じドアをくぐれたら』に出てくるワードがリンクしているのだ。

例えば、切符とか電車のドアとかね。

『車輪の唄』を単体で聴くと「君」が引っ越す理由まではよくわからない。

しかし、アルバムを通して聴くと、その理由が想像できるようになっているのである。

『乗車権』の歌詞を踏まえて聴くと、もしかしたら何か「強く望むこと」を握り締めて電車に乗ることを決意したことが想像できるし、

『同じドアをくぐれたら』を踏まえて聴くと、親友との故郷での生活を捨てるという苦渋の選択をした上で(電車の)ドアをくぐったことが想像できる。

つまり、

『車輪の唄』のストーリーは、『ユグドラシル』というアルバムを通して始めて完成するのだ

このことに気付いた時は最高に気持ちよかったです。

これぞ、まさにアルバムを通して聴く醍醐味ではないだろうか…。

(我ながらアルバムレビューにぴったりな作品を選んでしまった…。)

9:スノースマイル

開幕の歌詞がクセぇ!!

冬が寒くって本当に良かった 君の冷えた左手を 僕の右ポケットにお招きする為の この上ない程の理由になるから

女子には大ウケ間違いなしでしょう。

ここでもやはり、手の表現が『同じドアをくぐれたら』の歌詞とリンクしますね。

結局、ドアをくぐるためには手の中を空っぽにしなくてはならない訳で…。

切ない。

10:レム

この曲は藤くんの弾き語り曲です。

社会風刺の効いた歌詞もあり、こういう歌詞も書けるのかーと感心してしまいました。

与えられた餌の味 わからないけどまず批評 美味い・不味いの基準は 隠れて読んだ週刊誌

これ、正に現代のSNSですね。

11:fire sign

ライブで合唱できる用の曲って感じです。

歌詞ですが、

旅立つ人よ 声が聴こえる 「愛しい人よ あなたの中に」 星を廻せ 世界を掴め 僕らの場所は僕らの中に

今までの曲では、物理的に離れ離れになるようなストーリーが多かったが、この曲では「心の距離」がフィーチャーされています。

また、タイトル通り「命の灯」という歌詞が出てきますが、ここら辺は『enbrace』『sailing day』なんかと繋がってそうです。

12:太陽

お次は「太陽」ですよ。

なんだか前曲『fire sign』と続けて、藤くんワールドに徐々に光が差し込んできていることを感じさせますね。

『fire sign』よりも更に内省的なことを歌っています。

窓のない部屋に人間が一人 ドアノブが壊れかけていて 取れたら最後 もう出られはしない 出れたら最後 もう戻れはしない

またドア出てきましたね。

さあ、果たして藤くんは部屋を出るのか出ないのか。

13:ロストマン

実質このアルバムで最後の曲です。

イントロのアルペジオが超好きです。

歌詞も見ていきましょう。

破り損なった 手作りの地図 シルシを付ける現在地 ここが出発点 踏み出す足は いつだって始めの一歩

いや〜、感慨深い。

『乗車権』では慌てふためいていた藤くんも、しっかり着実に歩きはじめたようですね!!

タイトルは「ロストマン』ですが、内容はかなり前向きです。

その理由が、このアルバムを通してようやくわかるようになってるのがニクい。

14:midgard

(なんともFF7を連想させる曲名である。)

1曲目の『asgard』とまったく同じフレーズを弾いてるインスト曲である。

ちょっとこればかりは意味がわからなくて、「BUMP OF CHICKENの書庫」というブログの解説記事を少し読んじゃいました。

なんと、『asgard』はギターが遠くで鳴っていて、『midgard』は近くで鳴っているらしいです!

確かにそう聴こえる。

「BUMP OF CHICKENの書庫」さんでは、バンプとリスナーの距離が縮まったから、という解釈がされていましたが、私は異なる解釈をしました。

私の解釈は、

『ユグドラシル』を聴いたことで、リスナーが「ドアをくぐる」ことができた。

だから、目的地(midgardは神話に登場する国の名前)に少し近づいた。

というものです。

どう解釈するかは、人それぞれですね!

聴いた後

藤くんワールド全開で、やはり名盤と呼ばれるだけあるなーと思いました。

特に、「ストーリー仕立ての曲が、他の曲の歌詞とリンクして始めて完成する」という構図が面白い!!

最初は乗車券を失くしたり、給料のことを気にしていたのに、最後にはちゃんと自分の現在地を確認しながら歩き出したロストマン。

このロストマンが『車輪の歌』に出てくる「君」だったりするのかなー、とか色々想像が膨らみます。

もちろん私の勝手な解釈に過ぎないので、ぜひアルバムを通して聴いて、あなただけのストーリーを見つけてみてください。














FF7やりてええええ












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