先日、ビリー・アイリッシュちゃんがグラミー賞を獲ったらしいですね。
私の中でグラミー賞といえばアデルとかテイラーだったので、もう新しい歌姫が誕生してしまったのか、と驚いた。
もちろん彼女の音楽はめちゃくちゃカッコいいから納得ではある。(何様?)
(もちろんアイリッシュちゃんはそんな簡単に成功したわけではないと思うし、そこらへんのドラマについてはちゃんとした記事で色々紹介されてるのでそっちを読んでほしいです。)
今回紹介したいのは17歳のビリーアイリッシュではなく、
70歳のおばあちゃんだ。
彼女の名前はMalinda Harman 、という方である。
私が調べたところによると、タイはバンコクに住んでいる70歳の一般の方であるということだ。(謎の人物すぎて情報が確かなものかわかりません)
彼女は定期的に弾き語り動画をYoutubeにアップする活動を行なっている。
どうですか?理屈抜きに最高じゃないですか?
私は彼女の動画を初めて見たとき、思わず「これこそが音楽だ…」と呟いた。
例えば今、あなたが音楽を始めたとして、
まず「技術力が足りない」という悩みに直面するだろう。
次に「音楽をやる場所がない」という問題に直面する。都内ならライブハウスやスタジオを簡単に借りれるが、それはそれでお金はかかる。
そして、最終的には「一緒にやるメンバーがいない」もしくは「観客が少ない」という問題に直面するのではないだろうか。
これらは現代で音楽をやる上ではどうしても向かい合わなければならない問題である。
と、思っていた。
しかし、マリンダは
ギターも歌も大して上手くもない、
場所は生活感溢れまくりの自宅、
そして、観客は謎のチワワ。
うーん。
ええねん、それでええねん。
他に何もいらんねん。
それだけでええねん。
技術とか場所とか人とか、そういうことを気にするために音楽を始めたわけではない。
彼女は、余計なものを全て削ぎ落とした最も純粋な音楽を教えてくれる。
だから、「これこそ音楽」なのだ。
「This is music」
彼女は音楽の神様、いや音楽そのものかもしれない。
次のグラミーは、マリンダと謎チワワが獲るかも。
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